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「地域から共同ではじめよう!太陽光発電」セミナー報告

投稿日 2013年9月9日

京エコロジーセンターの平成25年度助成事業として、地域で共同して太陽光発電等の再生可能エネルギーを導入しようとされる地域のお手伝いをする取り組みをはじめています。その導入として、9月7日(土)に表題のセミナーを開催しました。

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理事長田浦より、市民が共同で設立した発電所の意義について、伊東から、屋根の上に10kW以上の太陽光発電を設置する場合のポイントについて、それぞれお話をさせていただき、その後、参加されている方の実際の問題意識や課題を踏まえて、ディスカッションを行いました。「防災を兼ねたものにしたい」「反対意見をなかなか説得できない」「10年前に一度考えたがその時は難しかった。今ならできるかもと思って参加した」「最終的には損得よりも、再生可能エネルギーを増やそうという思いが大事では」など、様々な発言がありました。

地域の団体の方々が、地域の共有財産を活用して太陽光発電などの再生可能エネルギーをつけようとする場合、もちろん施工業者やメーカーの営業の方に相談もされる訳ですが、それだけだとどうしても反対意見を持つ方に色眼鏡で見られてしまう場合もあります。

我々のような利害に関係のない人間が入って地域の中で議論し、その中で、太陽光発電をつけることそのものが目的でなく、地域がまとまり元気になり、収益も多少生み出し、なおかつエコということが目的だということが地域の中で共有できればとと思います。もし太陽光発電自体は当初の予定通りにはつけられなくても、そのエネルギーは結果的に地域のエコ活動にプラスを生み出せるのではないでしょうか。

今後、セミナーにお越しいただいた地域も含め、京都市内4箇所ほどで、地域の方と一緒に議論を進めていく予定です。

(試みに、当日の伊東のプレゼン資料を下にアップしてみました。お気づきの点がありましたらご指摘ください)